■ 世界民俗文化センター(飛騨・世界生活文化センター)
■ 全体配置・構成
『建築設計資料88(2002) 飛騨・世界生活文化センター <佐渡養順>』より
  配置・構成については、建物を機能にしたがって独立した四つの棟(イベントホール棟、小ホール棟、展示棟、レストラン・会議棟)に分けつつ、八角形のシステム回廊によってこれらを有機的につなぎあわせることとした。各棟が独立しながらも中央のイベント広場(「ふれあい広場」)を取り囲む、一体感のある配置空間構成となっている。・・・・
  メインアプローチの石段を登って広場に出ると、パッと視界が開け、アルプスの雄大な景観がパノラマ状に眺められる。広場は各棟の中心にあって、どの棟にもダイレクトにアクセスできる。・・・シンボルタワー(高さ約45m)は赤杉で仕上げられ、「木の文化」を象徴するとともにランドマークとしての機能も果たしている。
■ イベントホール(飛騨コンベンションホール)
『近代建築(2002) 飛騨・世界生活文化センター <佐渡養順>』より
  イベントホール(「飛騨コンベンションホール」)は約2,000m2の多目的アリーナで、480席の自走式可動席を備えていて、大規模展示・2,000人規模の集会・各種スポーツなど幅広い利用が考えられる。屋根には木造のトラスを架け、床もフローリングとし全面に床暖房を設けている。大きな回転扉を開けば隣接するイベント広場や芝生広場と一体となった利用が可能で、遠く乗鞍岳が望まれる「すべり台」を設けたが、自然とのふれあい・遊びが利用上の一助となるよう企図したものである。