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■ 岡山シンフォニービル(岡山シンフォニーホール) |
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■ 全体構成 |
『新建築(1992) 岡山シンフォニーホール <佐渡養順>』より抜粋 |
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計画の敷地である表町一丁目地区は、岡山市の中心地にあって歴史も古く、また、都市計画的にも、文化ゾーン、業務ゾーン、商業ゾーンの接点にあたる重要な場所に位置している。 この建物は、当地区の市街地再開発事業によるものであり、当初からシンフォニーホールを取り込む予定で計画が進められた。ホールは3階〜7階の中間階を占め、下階が店舗、上階がオフィスという構成である。敷地を南北に通りぬける既存の道路に替わるものとして、建物の1階〜3階を吹抜けとした「ガレリア」を設け、1・2階の店舗のショップフロントとして活用する一方、3階にあるホールのエントランスロビーに直接アプローチできるように計画してある。 |
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■ 岡山シンフォニーホールの音響設計 |
『岡山シンフォニーホール開館記念冊子(1991) 岡山シン フォニーホールの設計について<芦原義信>』より抜粋 |
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岡山シンフォニーホールのメイン施設となる大ホールは、オーケストラによるクラシックコンサートを用途とした2000席の本格的音楽ホールである。・・・ 設計にあたっては、全体として質の高い音響性能をめざすとともに豊かな雰囲気、優れた臨場感、心のふれあう社交性のある空間をつくることを心がけた。音響的には、残響時間は満席時2秒であり、気積は一座席当り約9立方メートルにもなる。反射音と壁・天井の関係について模型とコンピュータによるシュミレ一ションをくり返し、音響の専門家も交え、細かく検討を行なった。空間構成としては、音楽ホールらしくプロセニアムがなく、客席と舞台が仕切られずに一体となったワンルーム形式である。・・・敷地の制約から、ホールの上階にさらにオフィスを構築するという再開発の条件もあったため、ホールの形状を平面的に広げることが難しいので、いわゆるシューボックス型を原型に客席を三層のバルコニー構成としてその形状を工夫することにした。 |
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